ドタバタは続くよ、エンドレス?

  • 2017.07.06 Thursday
  • 21:09

ブログを放置する事、おおよそ2ヶ月。



実は本気でドタバタしておりました。



 



実は今もドタバタしてるんですが、だいぶ慣れたとでも言いましょうか…。



人間、ドタバタが1ヶ月以上続くと、慌てなくなるもんですね(笑)



 



さて、ドタバタの原因は?と言うと、5月20日まで遡ります。



 



3月にお見合いさせた茜の満日予定日が、5月17日でした。



17日の夜になっても生まれず、18日の朝になっても生まれない。



でも茜の母である楓は、お見合い初日から計算すると73日で出産した事があるツワモノです。



『お見合い最終日から計算するとまだ64日だしなぁ…』



と思っても、流石に兆候が無いのはおかしいよなぁ…と思いつつ



18日の夜になり、茜のお尻を見たらお印が…。



『おぉ〜、流石に来るね!』と手ぐすね引いて待ってるも、無事に19日の朝を迎えました。



 



19日の朝になっても、明らかに茜の様子は産気付いて無い。



でもお印は昨夜ありました。



『なんか変だぞ?』とは思うものの、結構騙されてる執事ですので



『今回も騙されんのか?』と思いつつ19日の夕方を迎えました。



 



夕方、ウエットを出して食欲を見ると、流石に食欲はそんなにありません。



でも、なんかおかしい。



何がおかしいのか分からないけど、なんか変。



何だ何だ???と思っていた19日深夜。



茜の様子が明らかにおかしくなりました。



 



隙間に入って行ったきり出て来ない。



何とか隙間から引っ張り出して、とにかく産箱に!!と入れたら



茜の呼吸がおかしいのです。



『なに!?何が起こった!?』



とにかく茜を触って熱が出ていないか調べてみたら



熱が出ているどころか、体温が低い。



明らかに体温が下がっているのが、手の平で分かる位冷たいのです。



 



『やばい!』と思ったけど、深夜の2時です。



病院なんてどこもやってません。



頼れる病院はしらみつぶしに電話しましたが、もちろんどこも出ません。



仕方なく、朝8時まで待って、掛り付けの獣医に電話して



8時半の開院と共に駆け込みました。



 



茜はそのまま帝王切開で出産。



次々に出て来る茜っ子。



レントゲンでは4頭の子猫がいたけど、その通り4頭の子猫が生まれました。



ブルー・レッド・シルバー・ブルーシルバーの子猫4頭。



麻酔が効いて起きてくれない子猫達を



『起きろ〜、起きろ〜、こっちこい〜』と声を掛けながらマッサージして



全員起きてくれた所で茜の様子を聞こうと思ったら、先生が一向に手術室から出て来ない。



 



帝王切開の縫合をしてるにしても、さすがに遅い。



『何だろう…。なんかイヤな予感がする…。』



そんな事を思ったのを未だに覚えています。



 



子猫達を貰った小さな箱に入れ、保温用のペットボトルで作った湯たんぽも入れ



『もう帰れるんだけどなぁ…、茜、どうしたのかなぁ…』と思った所に先生登場。



呼ばれて行った手術室には、まだ麻酔から覚めない茜と



その傍らにあったのは、茜の卵巣。



それも、尋常じゃない大きさになっている卵巣です。



 



『病理検査に出さなきゃ明確な事はいけないけど、明らかに癌だよ。』



そう言われてみたのは、私の両手に乗り切らない位の卵巣腫瘍でした。



 



茜は、卵巣癌でした。



卵巣がとんでもなく大きくなっていた為、自力で出産出来ない状況でした。



多分、お印があった直後に生まれるはずだったんだと思います。



何とか4頭の子猫は息をしてくれましたが



茜は麻酔から覚めて30分後に、我が子に授乳する事も



愛でる事も無く、天国に旅立ってしまいました。



 



その連絡を貰ったのは、子猫を連れて自宅に戻り



どたばたと大慌てで子猫達を保育室代わりのキャリーに入れ



保温の為に湯たんぽのお湯を沸かし始めた直後でした。



『10時30分の時は息をしてたけど、41分には息をしてなかった』



そう言われて、執事が自宅到着時の10時34分頃に息を引き取ったのかな…



そんな事を思いました。



 



茜に『後は任せたから』って言われた様な気がして



『任されたなら頑張るしか無いじゃん!』って思って



5月20日の12時から子猫達の哺乳を開始。



3時間置きにキャリーを開けてお世話をする日が始まりました。



 



翌日にはブルーの女の子が亡くなり、1週間後にはブルーシルバーの女の子が亡くなりました。



レッドの男の子とシルバーの女の子になってしまって



さすがに凹んだけど、落ち込む暇はありませんでした。



 



シルバーの女の子は下痢も始まって体重の増え方が悪く、そのクセ文句垂れでご注文が多い。



レッドの男の子はそんなに騒がないけど、ミルクはガッツリ飲むのに便秘気味。



とにかく『順調に育つ』なんて夢のまた夢…。



哺乳の度に飲んだ・飲まない、出た・出ない。



その上、睡眠不足で1時間ほど寝過ごしたら、レッド君が低血糖を起こして病院送り。



たった1時間が命取りの、ハラハラドキドキの毎日です。



低血糖を起こしたレッド君は、点滴(って言っても5ccのブドウ糖液)を2日続けて何とか復活。



 



下痢が続いて体重がイマイチ伸びないシルバーちゃんは



1・3月に生まれた子猫達におもちゃにされてしまい、左耳の後ろに大きなケガをしてしまいました。



でも実は『耳の後ろに腫瘍がある』と思ってたんです。



ケガだとは全く思っていなかったので、ぶっちゃけたことを言うと



哺乳の度に『こんな小さいのに腫瘍があるなんて…』と落胆してばっかりいました。



 



が、日に日に大きく腫れて来る腫瘍が、ある日、破けたんです。



噛まれた傷口から出て来るモノを見て



『アレ?腫瘍じゃなくて、膿???』と思ったら即刻病院にレッツゴー!



『これは噛まれて膿んじゃったんだね〜』と言う先生に



『アタシ、腫瘍だと思って落胆してたんだけど…( ̄▽ ̄;)』



って言ったら、笑われました。



そして、レッド君も同じ所を噛まれていて、膿が同日に出て来る出て来る…。



 



その直後、同じ部分を噛もうとする子猫を発見。



即刻茜っ子を育児室の中で隔離&1・3月生まれの子猫をリビングに放牧。



それからは、毎回の哺乳の度に膿を絞り出しては、その傷口の中に麺棒で軟膏を押しこむ毎日…。



1週間位で治りましたが、アレにはホント、ビビりました。



 



その後、低血糖をもう1度経験したレッド君と、相変わらず下痢が収まらないシルバーちゃん。



何とか迎えた生後1ヶ月の日からやっと始まった離乳食。



いつもは25日位から始めますが、流石に25日では始めようがありません。



だって、体重がどちらも300g台だったから…。



6月20日の1ヶ月まで待って、非常に(執事がw)ビビりながらの離乳食開始。



 



でもね、こちらは順調だったんです。



執事の予想を大きく裏切り、レッド君もシルバーちゃんも



『ミルクなんかで腹がいっぱいになるか!』と言わんばかりのガッツキっぷり…。



レッド君に限っては『いっぱい食べるからもっとちょうだい!』と



お皿が空っぽになるとオネダリにすっ飛んでくる始末…。



 



離乳開始3日目には、ロイカナBabyを2人で半缶平らげて



その後のミルクは1人30ccずつ飲み



大満足で手のひらの上に乗り、執事の指をオッパイ替わりにチュパチュパ❤



それが日に2回になり、3回になり…



 



今はウエットにカリカリを混ぜたご飯を日に2回。



カリカリは食べ放題。



ミルクは日に3回、毎回40cc一気飲みの毎日です。



体重も順調に増え、哺乳も9時・午後3時・夜9時の3回でご納得してくれて



育児室で(生意気に)斜めに走り回る様にもなりました。



 



はぁ〜、これでやっと執事は寝れる!!ヽ(´▽`)ノ



3時間睡眠ともこれでオサラバ!



買い物にも行けるし、庭の草むしりに没頭も出来るわ!!



『1・3・5月生まれの子猫で〜す♪』ってブログに載せよぉ〜っと♪



と思っておりました、6月29日、孫3号の誕生日当日。



 



 



事件がまた起きるのです。



 



 



とは言え、その事件はまた次の記事で…。



 



 



to be continued.......



 



 



事件は現場で起きてるんじゃない。執事んちで起きてるんだっ!!



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お帰りの際に寝不足の執事に愛のぽちっとな…



 



茜の卵巣脳腫の原因は、執事の管理不足が招いた結果です。



避妊していない女の子なら、可能性は十分あるんですから



そこは執事がしっかりと管理しなければいけない事でした。



普段から、子宮蓄膿症には敏感なブリーダーさんは多いと思うけど



卵巣脳腫は、症状もそう出て来ない事が多いらしく



レントゲンでも卵巣脳腫を疑って調べなければ分かり辛い事が多いそうです。



でも、そこは命を扱うのを生業にしている訳ですから、完全に執事の失態です。



茜には本当に申し訳ない事をしてしまいました。



何度謝っても許して貰えそうにないけど、今の執事に出来る事は



託された子猫をしっかり育て上げる事しかありません。



茜は金太と楓の子です。



実質、楓の子でブリード組の子は茜・梓・光華しかいません。



その茜が、銀二の最後の子になった千代子の子のジャックとお見合い。



金太・楓・銀二・千代子の錚々たるメンバーの孫達です。



ここで踏ん張らなければ、この子達を育て上げなければ



昨年亡くなった金太にも申し訳が立ちません。



正直言うと、ブリーダーになってこれほどの背水の陣は無かったなぁ…



そんな事を思いながら、毎回哺乳していた1ヶ月間。



全然余裕などなく、1ヶ月先の事も考えられませんでしたが



離乳が始まった頃、やっと目標を立てました。



『この子達を連れて、11月のキャットショーに行くぞ!』



だから執事、まだまだ頑張らないといけません。



茜が本当に命を掛けて産んでくれた子達。



いつか我が家を卒業する日が来るかもしれませんが



それもまた、楽しみにしなくちゃいけませんね…。

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