其ノ壱:そもそも猫って何だ?

  • 2018.07.18 Wednesday
  • 12:06

普段はチャランポランな事を群馬弁炸裂させて言っている執事ですが

今回は本気で真面目な話をします。

 

でも1回では書ききれないし、1投稿では長すぎるので

サボりを延々と繰り返してきたお詫びとして、シリーズ化しちゃいます(笑)

 

ただし、これはあくまでも

『特定の猫種の繁殖業を10年やってみて気付いた事・思った事』です。

 

 

まぁ、ペット業界内では異端児に近い

『日本からペットショップを無くせ!』『生体の展示販売を即刻辞めろ!』

『繁殖も資格制度にしろ!!』

と言い続けて来た動物取扱業責任者&生体販売者なので

これをブログのネタにしてWEB上に掲載する時点で

ありとあらゆる方面から叩かれるのは覚悟の上です。

 

でもね、叩かれたり潰されたりしたら、素直にブリーダー廃業してもいいかな〜と思ってるの。

ま、叩かれても潰されても、それをネタにしちゃうだろうけど…(笑)

 

という訳で、本気で真面目なお話、始まり始まり〜。

 

 

○*************************************************************○

 

 

執事のブログに来ていただいてる方は、多かれ少なかれペットと係りのある方だと思いますが

ペットと係りのない方達の「ペットの存在」がどういった物なのか

考えてみた事はありますか?

 

また、そういった方達がペットを迎えてみたいと思った時に

間違った考えのままペットを迎えるとどうなるのか

明確に案を上げて考えてみた事はありますか?

 

執事は『ペットを売る』立場ですが、千差万別、ありとあらゆるペットを売る訳ではありません。

特定の、猫の中でもメインクーンと言う猫種に限定して繁殖・販売している立場です。

でも、ある特定のペットと呼ばれる生き物を売っているからこそ見えてくる

『販売者の責任と、販売した命への責任』があります。

 

 

そもそも、執事の販売している『猫』と言う生き物は“本来は自然界には存在しない生物”です。

『猫は屋外で生活する生き物』 『猫は人に飼われる生き物ではない』

と言う方がいらっしゃいますが、それは100%間違った認識です。

 

猫と言う生物は、古代から繰り返されて来た人工繁殖によって

(人工繁殖=人の手が介在しているという意味)

人間の住まう自然界に発生した生物です。

例えて言うならば、トラとライオンを交配させて作り出したライガーや

オオカミと犬を交配させて作り出したウルフドック(狼犬)等と同じという事です。

 

ベンガルという猫種は猫好きな方なら多くの方が知っていると思いますが

このベンガルと呼ばれる猫種は、ヤマネコとイエネコ(イエネコとは人が作り出した種)を

近年になって人工繁殖して作り出した猫種になります。

 

また、ペットショップで売られている猫、野良ネコと呼ばれる猫

特定の猫種と認知されている猫のすべてが

学術上は“イエネコ”と言う単体の言葉で分類されています。

よって、私達が知っている“猫”という生き物は

どんなに屋外で自由気儘に野生の生き物の様に生きて居る様に見えても

“本来は自然界には存在しない生物”であると定義出来るのです。

 

しかし、多くの猫が数百年の内に繰り返し作出された

『人工的に作られた生物』である事を、多くの人が知らない、または忘れていると

特定の生物を約10年間、繁殖・販売していて実感しました。

もしかしたら同じブリーダーの中にも忘れている人がいるんじゃないか…

そんなことも思いました。

 

なので、そんなことを敢て1回目で書いてみました&書いてみます。

 

 

そもそも自然界に存在しないイエネコが、何故こんなにも多くの種類に分類されたのか。

猫という生き物に係っている皆さんは、考えてみた事はありますか?

 

猫に並んでペットの代表といえば犬ですが

犬の発生源については、犬を飼ったことのない方でも結構知ってるんです。

 

猟犬・愛玩犬・盲導犬・警察犬…

その言葉だけでも、犬の発生源が想像出来ますよね。

 

でも、猟犬・愛玩犬・盲導犬・警察犬…は、彼ら犬の役職名です。

いろんな役職名はあれど、犬…ですよね?

どんなに考え抜いて可愛い・かっこいい名前を付けた愛犬でも…犬ですよね?

もちろん家族でしょうし、人と同じです!って言っても、犬ですよね?

 

猫も同じで、いろんな目的があって、その目的に合わせて

人が人工的に交配して作り出して来たのが、純血種の猫達です。

 

 

では、私達の知っている猫は、そもそもどうやって発生したのでしょう。

猫好きさんなら、結構知ってるかな?

 

猫という生き物は、今から13万年前にリビアヤマネコという野生のネコ科動物を

手懐けたのか、捕まえたのか、権力の象徴として飼い始めたのか…

まぁ、その辺は執事が実際に見た訳ではないので良く分かりませんがぁ…(笑)

人の手を介入させて、使役動物として扱い始めたのがそもそもの始まり…

って、どこの本を読んでも書いてあります。(笑)

 

では、純血種ってどんな意味なのか分かりますか?

ちょっと難しいかな…。

 

では『純血種』という言葉の背景には何が見えますか?

『純血種』の隣には何がいますか?

 

単純に考えたら『人』ですよね。

 

近年、それも19世紀や20世紀になってから純血種と呼ばれ

血統書なんてものが添付される様になった猫という生き物は

約13万年前にリビアヤマネコを基にして作出された使役動物を基にして人工繁殖された生物であって

数十年・数百年掛けて人が作り出した、特定の容姿や形態を兼ね備えたイエネコという種

って、思えませんか?

 

少なくとも、執事はそう思ってます。

 

なので本来は自然界には存在しない生物と、正々堂々と執事が言い切っちゃう訳です。

 

 

自然界に存在しない生物の存在は、自然界には多くの問題を引き起こします。

 

最近聞く様になった「特定外来種」という言葉がありますが

「特定外来種」は、犬や猫にも当て嵌まる言葉です。

もちろん日本でも、ペットとして飼われるはずの猫が

「特定外来種」として駆除を推進されている地域もあります。

それは何故なのか。

 

自然界に存在しない、その地域には存在しない生物だからこそ

自然界の生物に危害を与え、自然界の生物を絶滅させる恐れがあるからこそ

「特定外来種」として、駆除されたり、問題視されています。

 

皆さんは「国立環境研究所」って知ってますか?

執事は昔から『鉄腕ダッシュ』って番組が好きで観て来ていますが

最近この「国立環境研究所」って単語がよく出てきますが

そこのサイトにはこんな事が書かれています。

 

イエネコ

家畜化はエジプトで約6000年前に行われたとされ

原種は中東〜北アフリカに分布するリビアヤマネコ Felis silvestris lybica と考えられている。

 

家畜化はエジプトで約6000年前ですって!

でも、問題はその後の文章です。

原種は中東から北アフリカに分布するリビアヤマネコ…。

 

中東から北アフリカに分布するリビアヤマネコは

どうやってエジプトに辿り着いたんでしょうか?

まぁ〜簡単に考えれば「人の手によって」ですよね。

 

というか、人の手によって運ばれたのは確実です。

だって、エジプトの時代です。

人が人に贈与した…と考えるのが簡単な結果ですよね。

 

 

では、そんなことをぜーんぶふまえて…

 

今の日本という国の中で、猫の存在は「ペット」以外に何があるでしょうか?

 

無いんだな、これが…。

でも、そこが最大の問題なんです。

 

ペットとして飼う以外に使役がないからこそ、飼う人が限定されます。

飼う人が限定されるという事は、一家に1匹!という訳にはいきません。

冷蔵庫やテレビの様には手にしませんし、売れないのです。

 

あなたは今、20万円の自由になるお金を持っています。

あなたの住まう家には家電製品や家具などは一切ありません。

あなたは着の身着のままです。

冷蔵庫・洗濯機・テレビ・食材・衣服・猫、どれを買いますか?

 

って聞かれて「猫」って答える人、いますか?

 

もしいたら、家族や友人に真剣に人生について相談した方が良いです。(笑)

 

 

もちろんこれは、犬やウサギ等のペットについても同じことが言えます。

一家に1匹!ではない猫なのに、猫の数はどんどん増える一方です。

 

誰が飼える?と考えている愛護団体の方も多いと思いますが

全うなブリーダーの多くは「誰が飼える?」をある程度考えて繁殖しています。

しかしながら、それは野良猫には当てはまりません。

 

 

野良猫については後に書こうと思っていますので今回は書きませんが

執事の繁殖しているメインクーンという猫だって

自然界に一歩踏み出したら、自然界の生物を脅かす存在になります。

 

カエル1匹 スズメ1匹

たかが1匹ですが、されど1匹です。

そのカエルを食べて命を繋ぐ自然界の生物がいる以上、それを脅かすことはあってはなりません。

 

もちろん人間も同じですが、人間が管理するべき生物であれば尚更

『自然界に影響を及ぼす生物にしてはいけない』のは明確です。

 

なので、執事が譲渡するメインクーンという猫については

『室内飼育を徹底してください』とお願いしています。

 

メインクーンが野生化したら到底、人の手には負えないでしょう。

今でこそ捕獲する機器や器具がありますが、もしそれがない時代だったら

間違いなく、人間の命だって脅かす存在になれます。

1儖幣紊慮せを持つネコ科動物です。

本気で暴れれば、人間が負けるのは明確です。

その証拠に、その位の骨格・武器・生命力・瞬発力があるのは

執事の腕にある風穴の痕で証明出来ます。(笑)

 

本気で喧嘩してる猫を、無防備で、素手で止められるブリーダーはいません。

もちろん何かしらの道具を使って止めますが

真っ裸の状態で止めに入るブリーダーは確実にいないでしょう。

もちろんそんな喧嘩をしていたら、その猫同志を同じ部屋に住まわせるブリーダーもいません。

 

猫はあくまでもネコ科動物です。

家の中ではどんなに愛くるしい子でも、どんなに大人しい子でも

動物病院の診察台の上では野獣化する事も珍しくありません。

でも、家に帰ってくればいつも通りで、可愛い声で甘えてくる子です。

 

 

執事の繁殖しているメインクーンの中にも

ブリーダーの間では『性格がキツイ』と言われるタイプの子が生まれる事もあります。

 

執事の立場は『生体繁殖・販売者』ですが

その中で『ショーキャット』と呼ばれる猫を繁殖し

『ショーキャットとしてのスタンダードから外れる』と思った子を販売する

『ショーブリーダー』といわれる立場です。

 

もちろん販売する子の中には、ショーキャットとして申し分ない子もいますが

多くの子は『ショーキャットを作出する上で欠点が多すぎる』と判断したからこそ

ペットと称して販売しているに過ぎません。

 

もちろんそこには性格も含まれますが

『家族全員、誰も触れません!』という子は、過去に1匹しかいませんでした。

もちろん、その子を気に入って迎えて貰いましたが

我が家を卒業した後、ある程度は触れるようになったとの報告は貰えています。

 

では、誰も触れない猫を誰が飼えるというのでしょうか?

 

まぁ〜いませんね。(笑)

だって、ペットとして猫を飼うのであれば、やっぱり触りたいでしょ?

 

なので、繁殖者である執事は、触れない子を作り出さない様にアレヤコレヤと

知らない人が見たら『頭おかしいの?』と思う様な事でもやってみます。

 

でも、そんな『頭おかしいの?』と思われる事をやっているからこそ

『抱っこが好きで〜』とか『膝の上に乗ってくるんです』とか

『仕事になりません』『TVが観れません』という

PCやTV画面の目の前で陣取るメインクーンを作出出来ています。

 

 

けれど

13万年前に人がより良く生活する為にリビアヤマネコを手懐けた人も

6000年前に猫を贈られたエジプトのお偉いさんも

間違いなく『人の為に猫を飼い易くする為に努力』していたのは事実です。

 

でなければ、こんなに長い間『猫』と呼ばれる生き物が人々の手によって受け継がれる事はありませんし

特定の猫種を愛する人が生まれる事は考えられません。

 

ましてや

21世紀の時代になっても新しい猫種が生み出されているという事は

猫が人の手によって作り出された人工繁殖動物である証明です。

 

そもそも猫って何だ?というお題でしたが

簡単な様で結構むずかしい、歴史は長いけどあまり知られてない

1日に1回は目にしてるのに結構その歴史や生態は知らない生き物

ってなお話でした。

 

 

という訳で

あなたの飼っている猫ちゃんは、お外に出しちゃいけません!

あなたの飼ってる猫ちゃんは、野生動物ではありません!

という事だけは知っておいてください。

 

自然界にはいない生き物なんですから、自然界を知らなくてもいいのです!

とは言いませんが

自然発生した生き物ではないので、必ず人の手を介在させて過ごさせてあげてください。

 

『屋外で自由にさせておいても生きていける』

と思っているならば、それは間違った解釈です。

 

野良猫達は『自由気儘に生きている』のではなく

『生きるのに必死になっている』のです。

 

そこを知って貰えれば、この記事を書いていた時間も無駄ではありませんし

猫好きとしても、とても嬉しく思います。

 

 

猫好きを通り越して実は猫バカな執事です。

にほんブログ村 猫ブログ メインクーンへ

お帰りの際にぽちっと応援よろしくお願いします。

calendar

S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< October 2018 >>

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM