奇跡の写真。
- 2018.07.04 Wednesday
- 15:03
『子猫が生まれれば写真を撮る』
ブリーダーあるあるですけどね
そんなことも最近は、携帯でやっちゃう訳です。
12年前に買ったデジイチよりも
今年1月に買った携帯の方が簡単・便利なんだもの
そりゃ〜携帯を最大限活用する訳です。
でもね、そこはやっぱり携帯なんです。
携帯『電話』がメインの使い方じゃなくなった現代でも
やっぱりデジイチには敵わない所があるのは当然です。
特に動物の撮影ではデジイチには敵わない。
でも、咄嗟の時に、『今なのっ!!』って時に
デジイチは手元にないのがブリーダーあるある。
しょうがないから、ケツのポケットに入っている携帯を取り出すのです。
で、子猫を全員並べて撮影してみたいと思うのもブリーダーあるある。
猫じゃらしを持ち出して来てるのに
猫じゃらしの隣にあるデジイチは持ってこないのが40代あるある。
3歩歩けば『あれ?何するんだっけ?』になる訳です(笑)
大志を抱いたブリーダーは、上記の事を踏まえて
子猫の写真を撮ることだけには執着するから、没写真が大量発生。
でもね、その没写真を全部並べると、子猫が全員映ってる写真がどれだけ
『奇跡が重なった瞬間なのか』
がご理解いただけるかと…。
もちろん完璧な写真にはならないんだけどね…(笑)
では、そんなことを時系列で見せちゃいましょう。
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まず、撮影したい場所に子猫を集合させます。
わちゃわちゃしてますが、普通です。
だって、猫じゃらしで遊ぶのは大好きですもの…。
もちろん、猫じゃらしで遊ぶように小さい時から仕向けてますけど
基本的に猫じゃらしに釣られない子猫はおりません。(笑)
ただし、同じ環境で育ってきたお母さんだって
猫じゃらしで遊ぶのは大好きですので
結果、子猫の記念撮影ではお邪魔な存在になりかねません。
しれ〜っとした顔して子猫のそばで『うちの子大丈夫?』
なーんて素振りを見せているお母さん達ですが
実は率先して猫じゃらしに飛び付いて
『君達はあとで!!』って怒られた後だってことは
ブリーダーなら分かって貰えるあるある。
遊びたい気持ちがモリモリで前面に出て来てやる気満々な子と
遊びたいけど他の子がいるからあの子達が飽きたら遊んで貰おうって魂胆丸出しな子が
だいぶ混在してきていて、収集を付けるのに頭を使いまくってる時間帯。
お!いい感じ!!
と思って撮影した写真を見てガッカリする時間帯。
何としてでも取ってやる!と思ってる子と
全然取れねーし、何かつまんねーなぁーと思ってる子が
見事に混在してる時間帯。
奇抜な音を出して気を引いたら、猫じゃらしが正面になかった瞬間。
もうすっかり飽きて、誰かが居なくなってる瞬間。
誰か足らないけど、とりあえず撮っとこ〜と、半ば自棄を起こしてるけど
そんな時に限って全員こっちを向いてるのに
やっぱりブレちゃうのに気付いて『デジイチ〜!』と思いながら
『この位の頭数までなんだよねぇ…上手く行くのって…』
と再認識しちゃってる瞬間。
そろそろ完全に飽きて来て、子猫の顔から『諦め』という文字が
『それが欲しいけど、絶対くんないよね…』ってオーラまで
明確ににじみ出てきちゃってる瞬間。
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如何でしょうか。
ブリーダーさんが子猫全員が移ってる写真1枚で
『撮れました!』って大喜びする理由。
ちょっとは分かって頂けたでしょうか…。
ブリーダーにとって
子猫が5頭以上いる状態で、全員の視線が揃っていて、おまけに誰もブレてない写真が
『奇跡だ!!』
と思える瞬間を、ご理解いただければ幸いです。
ちなみにこれ、成猫だと完全に、120%無理です。
なんでって?
猫じゃらしに向かってぶっ飛んでくる子が絶対に居るので
余裕かましてカメラ構えてると、足の甲に着地されるから。
ついでに言うと、目線が欲しいからカメラの近くに猫じゃらしを構えてますが
利口な子ほど、背後から猫じゃらしゲットを目論んでるからです。(笑)
ま、そうやってブリーダーの体には
猫による『躊躇い傷ですか?』って思われちゃう無数のひっかき傷が出来て行くのです。
結構ブリーダーって、無駄に頑張ってるでしょ?(笑)
次回はもうちょっと体制整えてから撮影頑張ります!
お帰りの際にぽちっと応援よろしくお願いします。